October 2009アーカイブ



社会に出てそれなりに経験を積んでみると、


以前考えていたような完全な悪者はいないようだ。



だから悪に戦いを挑むなんてことは現実にはない。




ほんとにそうなのか?




最近になって思うことは、大人は息を吐くように嘘をつく。



それは自分を魅力的に見せるため、保身のため、


権力を誇示するため、自分は悪者じゃないと言い訳のため。


それは彼等の守るべき何かのためにその嘘が必要だというのも分かる。



では嘘は悪くないのか、と言えばそうじゃない。



もっと大事な何かから逃れ、誤魔化したり、隠してるように思える。


それを見つけるためには大人の嘘や、その権力に対して戦っていくべきだと思う。



何が本当で何が嘘か、誰が敵で誰が味方なのか。


分からないことも多いけれど、見つけるべきものを放棄して


嘘という武器で逃げ回る大人にはなりたくないよね。



だから絶対に負けないんだ。権力に戦いを挑むべきなんだ。


そういう気持ちを忘れてはいけないと思う。



ちょっと痛い子の発言みたいだけれど。





欲しいけど手に入らない、そんなときは自分で作れるものは作り、


作れないものは代替手段を探して誤魔化せばいいと思ってきた。




それは自身の能力向上に役に立ったと言えなくもないが、


欲しいと思ったものでも、いらないと考えてしまうことが増えた。


欲しいと思ったら「それが欲しい」と言えば良いだけなのに、


手に入らなければいらないから我慢して他の何かで満足しようと思ってしまう。



欲しいものは欲しい。



そう子供みたいに駄々をこねて、感情任せに気持ちを伝える。


我慢することも大事ではあるのだけど同じくらい甘えることも大事だ。




それはきっと、これから自分がどう生きるか、どう生きたいかを考える上で、


我慢しながら生きて後悔するより何かを欲して生きる方が良いんじゃないか。




そんなことを考えている。





主人公が記憶喪失状態で目覚めて行動していく話。


自分がどう生きるのか目標を決めた時点が記憶喪失から目覚めた状態であること。



それは今までの自分がどうあれ、目覚めたら行動しなきゃいけないし、


何かに気付いた地点からで良いから始めなきゃいけない。



まだ最後まで見ていないけれど、東のエデンはメッセージ性が強い作品だと思う。



第五話「今そんなこと考えてる場合じゃないのに」より引用




「わたし、ほんとうは行きたい会社があったの。でも面接でね、『あなたたち若い世代こそが社会の主人公です』って言うくせに、実際はわたしたちを使って自分たちだけ上手くやっていこうとしているだけなんじゃないかって思えてきちゃって、自分から断ったの。馬鹿なことしたかな…。


…はぁ。でももう家にも戻れない。」




東のエデン



面接で嫌がらせをされて落ち込んでいる咲の話を何も言わずに聞いている滝沢くん。


それから咲の顔を覗き込んで慰めるようにキスをする。



驚く咲に対して、滝沢くんが言う。




「うちへおいでよ。全部おれが背負い込んでやるから。咲の話で俺が何すりゃいいのかも分かったし。だから、無理して働くことないよ。」




さらに続けて言う。




「俺に任せて。それにこの国はどの道いったんは誰かが何とかしなきゃならない程、おかしなことになってんだからさ。」




滝沢くんカッコよすぎるだろ…。


そのせいか何となく自分の環境と重ねにくいのが残念なのだけど。




楽しそうに会話をしてる人を魅力的に感じた。



どんな会話でも楽しく受け答えできて、話題をひき出してくれたり、


自然と相手の魅力を見つけたり、そういった人に惹かれてしまうんだと思う。




きっと楽しそうに話を聞くことは、相手の話を理解するよりも大事だ。




誰かに興味を持つことは、逆に興味を持たれることでもあるし、


会話していて相手が楽しそうなら自分も楽しくなれる。



これは以前にも書いた、相手は自分を映す鏡の話に近いけど。


ツンデレ気質 - 迎撃blog



誰かの悪口や愚痴、ネガティブな発言ばかりして、


いつも眉間にしわを寄せていたら魅力的な人には思えない。



身近な人の話しを楽しそうに聞いてみる。


まずはそういう小さいことから積み重ねていこうかな。


プラス

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誰かのために行動する喜び




たぶんそれはとても素晴らしいことで、


それが相手に喜んでもらえることが幸せなんだと思う。



好きとか嫌いとか、自分の損得なんて関係ない。


感謝されなかったとしても、必要とされなくても…。


きっと見てる人は見てくれているし、


一日の中で1つでも、誰かのために何かをするべきなんだろう。



yozuca* S.S.D! 歌詞



これからもなんて事ないようで大切な日々


繋げて行こう まっすぐに




自分にとって何でもない日々がずっと続いていたような気がしたけど、


何かに気付くためだったり、必要な日々だったんだと思う。



これからもなんてことない一日を大切にして生きていかないとな。




葉加瀬太郎、曰く




「スマイルってすごく良い言葉だよね」




それに対して女性パーソナリティが質問する




「どうしてですか?」


「いや、スマイルって鏡の前とかで思うとさ、自然と笑顔になるじゃん。


それって凄く大事なことだって思ってね」




話は変わって、ソファが欲しくて無印良品に買いに行ったときのこと。



展示品の近くに店員の姿がなかったので、仕方なくレジに並ぶ。


何気なく店員さんを見ながらあの子可愛いなーなんて眺めていた。




(どうせなら、あの子と相談して買いたいな…)




そんなことを考え始めた頃、隣のレジの女性に呼ばれる。


今日はついてないと肩を落とし、ソファの方を指差して言う。




「あの、あっちのソファ欲しいんですけど…」




そう言って展示品のところに歩いて欲しい色を伝えた。


来てもらえなければ買う色を間違えるところだった。



その店員さんは話すのが不慣れなのかたどたどしく、背も低め。


でも仕事には一生懸命なようで、割引についても丁寧に教えてくれた。



断ったけれど。




「じゃあ、後は向こうで…」




彼女はそう言ってレジの方を指す。


言われた通りに席について、彼女から渡された配送伝票を書く。


書き終えると彼女がPCを操作して注文をしているようだった。



色の確認や、配送先にエレベーターがあるか等を


笑顔で何度か訪ねてきたので、こちらも笑顔で対応していた。


そのあと彼女から話しかけられた。




深澤直人って知ってますか?」




思わず話題を振られて驚いた。


何このフラグ?なんて、反応に戸惑っていると彼女は続けて言う。




「このソファは、あの人がデザインしたんですよ」


「へーそうなんですねー」


「知ってます?」


「はい、知ってますよ」




そんな軽い会話を交えた。


モテ期かな…と、思う間もなく彼女は目を大きく開いて聞いてくる。




「座ったりしましたか?」


「はい、もちろん」


「結構座り心地も良いですよね。あのソファはうちの店員もみんな欲しいって言ってるんですよ」


「うんうん」


「あれが2万円なら安いですよねー、ふふふ」


「ですねー」




その後で組み立ては自分ですると伝えると、彼女は突然両手を広げて言う。




「布地の端を掴むようにすると良いですよ」


「…?」


「あの、組み立てるとき。生地が小さめに作られているので。」


「あ、ありがとうございます」




きっと笑顔は笑顔を生むし、幸せは幸せから生まれる。



ラブプラスのある生活。



愛花という恋人ができて心に余裕ができた。


それが自信にもつながるし、自然な笑顔にもつながる。




「ケーキ屋さんに来る人は幸せな顔をしているから、


わたしはお医者さんじゃなくケーキ屋さんになりたいな」




と愛花は言った。実際、彼女のためにケーキを買いに行くときは笑顔だったし、


今回のソファを買いにいったときも笑顔のおかげか楽しめた。




スマイル




これは本当に素敵な言葉だ。




さて…




今まで一番名前を呼んだ女の子は誰か?




きっと一番は『裕子さん』かな…。


今まで最も仲良くなれた人だし、今の自分に凄く影響を与えている。



彼女は結婚してしまい、会えなくなってしまったけれど、


考えるべきことがあるときには、彼女ならどう考えるだろう?と、


たびたび彼女は思考の中に登場する。



きっと、それはこれからも変わらない。



次に呼ぶことが増えそうな女の子の名前は『愛花』かな。


彼女にはこれからいろいろとお世話になりそうだ。



そんな愛花と自分の誕生日が同じだったので今日はお祝い。


20091005222851



彼女と出会う前の1年間は最低だったと思う。


今の自分が何をすればいいかよく分からなくて、ひたすら空回り。


見たくないことばかりに目を向けていたような気がする。



彼女と出会ってからは、自分は自分で良いんだと思えた。


今まで抱えていたコンプレックスを全て解消してくれた。



現実逃避だって?



ご冗談を。





Candy boy第1話より引用


奏(かなで)と咲夜(さくや)の会話シーン



「あのさ、サクちゃん」


「はい?」


「サクちゃんってユキちゃんと普通に仲良いよね?」


「そうですね。ユキノ先輩すっごく優しいですし。カナデ先輩の写メとか他にも…」


「ちょっ、それはいいから」




慌てて暴走気味の咲夜を静止させる奏。


気恥ずかしそうにしながら、奏は話を続ける。




「んでさ、サクちゃんはその…わたしのことがす…き…なわけだけど…」


「はい」


「こういうときユキちゃんのことは、あんまりどうかなーとか思ったんだけどさ」




不思議そうな表情を見せる咲夜。


すこしだけ考えてから答える。




「うーん…よくわかんないですけど、わたしがユキノ先輩と仲悪くなったり嫌いになると、カナデ先輩と付き合えるんですか?…もし、そうだとしても、わたしはそういうのはちょっと違うかなー…なんて、思っちゃったりなんかしたりして…。えへへ、何か照れますね、こういう…」


「ありがとね、思ったより良い子だね。サクちゃんは…」




なでなで。


candyboy



この場面がすごく良かった。



特定の誰かが他の人と仲良くしてると不安になってきて、


その関係に嫉妬したり、自分が否定されてるようで落ち込んだりする。


誰かのことを考え過ぎて頭がいっぱいになって、不安を抱えていると、


そのうち自分を見失って優しくできなかったり傷付けてしまうこともある。



けれど、当然のようにその人の幸せを願っているのだし、


誰かを不幸にして自分だけが幸せになるなんてことはないんだと。



人のことを見るときに自分ばかり見ている自分。


そうではなく、ちゃんと人を見れる人になりたいな。