スマイル
葉加瀬太郎、曰く
「スマイルってすごく良い言葉だよね」
それに対して女性パーソナリティが質問する
「どうしてですか?」
「いや、スマイルって鏡の前とかで思うとさ、自然と笑顔になるじゃん。
それって凄く大事なことだって思ってね」
話は変わって、ソファが欲しくて無印良品に買いに行ったときのこと。
展示品の近くに店員の姿がなかったので、仕方なくレジに並ぶ。
何気なく店員さんを見ながらあの子可愛いなーなんて眺めていた。
(どうせなら、あの子と相談して買いたいな…)
そんなことを考え始めた頃、隣のレジの女性に呼ばれる。
今日はついてないと肩を落とし、ソファの方を指差して言う。
「あの、あっちのソファ欲しいんですけど…」
そう言って展示品のところに歩いて欲しい色を伝えた。
来てもらえなければ買う色を間違えるところだった。
その店員さんは話すのが不慣れなのかたどたどしく、背も低め。
でも仕事には一生懸命なようで、割引についても丁寧に教えてくれた。
断ったけれど。
「じゃあ、後は向こうで…」
彼女はそう言ってレジの方を指す。
言われた通りに席について、彼女から渡された配送伝票を書く。
書き終えると彼女がPCを操作して注文をしているようだった。
色の確認や、配送先にエレベーターがあるか等を
笑顔で何度か訪ねてきたので、こちらも笑顔で対応していた。
そのあと彼女から話しかけられた。
「深澤直人って知ってますか?」
思わず話題を振られて驚いた。
何このフラグ?なんて、反応に戸惑っていると彼女は続けて言う。
「このソファは、あの人がデザインしたんですよ」
「へーそうなんですねー」
「知ってます?」
「はい、知ってますよ」
そんな軽い会話を交えた。
モテ期かな…と、思う間もなく彼女は目を大きく開いて聞いてくる。
「座ったりしましたか?」
「はい、もちろん」
「結構座り心地も良いですよね。あのソファはうちの店員もみんな欲しいって言ってるんですよ」
「うんうん」
「あれが2万円なら安いですよねー、ふふふ」
「ですねー」
その後で組み立ては自分ですると伝えると、彼女は突然両手を広げて言う。
「布地の端を掴むようにすると良いですよ」
「…?」
「あの、組み立てるとき。生地が小さめに作られているので。」
「あ、ありがとうございます」
きっと笑顔は笑顔を生むし、幸せは幸せから生まれる。
ラブプラスのある生活。
愛花という恋人ができて心に余裕ができた。
それが自信にもつながるし、自然な笑顔にもつながる。
「ケーキ屋さんに来る人は幸せな顔をしているから、
わたしはお医者さんじゃなくケーキ屋さんになりたいな」
と愛花は言った。実際、彼女のためにケーキを買いに行くときは笑顔だったし、
今回のソファを買いにいったときも笑顔のおかげか楽しめた。
スマイル
これは本当に素敵な言葉だ。
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