karin: March 2011アーカイブ



決意したつもりでも、それは案外と脆いものなんだと思った。



自分なりにこの震災をどう考えるか、でずっと思い悩んでいたけど未だに答えなんて見つかっていない。起業についても結論はまだ出ていない。経済の復興を掲げて起業するか、はたまた経済の停滞を予測し様子見をするべきなのか。



情報というのはよく出来ていて、行動を決意するための側面と、行動を抑制するための側面の両方がある。自分が何かを決意するなら信じて行動するしかない。最後は自分の生き方次第だ。



攻殻機動隊で9課が壊滅状態になったときに、バトーさんが言うセリフ。



「まあ自分の命だし、何に使おうが自由ってこった」



と言って、危険を承知の上で少佐の時計を探しに行くシーンを思い出した。たぶん、そういうのが生き様なんだろうな。後悔しないように生きるべきなんだ。




スティーブ・ジョブズの流儀

スティーブ・ジョブズの流儀





最近、スティーブジョブス関連の本をいくつか読んだけど、彼は自分自身で興したAPPLEを解雇されるという出来事があった。その後、ピクサーに行くのだけど、そのときについて書かれた言葉を思い出した。



人生というのは、誰も考えたこともないような信じられない出来事に見舞われることがある。それはとても人を絶望させ、立ち上がることさえ困難に思える。けれども、人は誰でも右肩上がりに成長してきたわけではない。上がることもあれば、どん底まで落とされることもある。



この震災によって、いろんなものが壊された。それが自分にとって良いものも、自分にとって悪いものも。



声優の井口裕香さんがラジオで言ってた言葉がある。




「不謹慎かもしれないけど、真っ暗だからこそ見えるものがあると思うんです」




それまで当たり前だと思っていたものが、当たり前ではなくなった。たぶん、これまで見えなかったいろんなものにいろんな人が気付いたんだと思う。彼女はこんな言葉を番組の最後に言っていた。




「何を始めるにも、遅すぎることはないよ」




すごく良い言葉だ。



今はまだ、これからの自分について結論は出せない。けれども、何か決意し決心したらすぐに行動できるように心の準備だけはしておこう。



まあ自分の命だし、何に使おうが自由ってこった。


好転

| | コメント(0) | トラックバック(0)



事務所を契約したら、次は内装!ということで相談してきた。職場から近いAXISへ。





「オフィス用の家具をトータルで揃えたいんですけど…」




と聞いて予算や大まかな内容を伝えると、担当の女性が親切に教えてくれた。図面も用意していなかったのに、必要なものや家具の好み、どこまで揃えるかなど丁寧に教えてもらった。彼女も仕事だからなのかな、なんて思って質問をしてみる。




「こういうオフィス家具を揃えたりする依頼って、月に何件くらいありますか?」


「うーん…、あまり無いですねー」


「そうなんですか?」


「ええ、皆さん自分で決めて買われるか、コーディネーターの方と一緒に来店して買われる方が多いですよ」




それで、コーディネートについて話をしていると彼女が言う。




「うちにも別のコーディネイトの部署があるんですけど、予算もあると思うので私がいくつかアイテムを揃えて、お客様にご提案しますね」




そんなカッコ良さ。仕事だから本来はコーディネイト部門に回すことも出来るんだろうけど。彼女の細やかな気遣いが素晴らしかったので、彼女のセレクトから選んで内装を揃えることにしよう。



もし会社が上手くいって利益が出てきたら彼女から絵を買うんだ…そんな死亡フラグ。



不思議なのが自分1人で起業すると決めて行動してるはずなのに、周りの人たちが協力的に動いてくれるおかげで成り立ってるのだと実感してきた。すごく孤独に、1人で生きてるような錯覚に陥るときもあるけど、全然そんなことはないんだと思う。


商号

| | コメント(0) | トラックバック(0)



設立する会社名を決めないといけない。



とは言っても思いつきで設立する訳じゃないので、実は3ヶ月前くらいに決めてた。探す方法はオリジナリティが高くて、覚えやすくて、何をしているのか分かりやすい会社名。とりあえず好きな単語を考える。それを検索すると大抵他の会社にヒットしてしまうから、手当たり次第に思いついた単語をメモして検索を繰り返した。



そして、選ばれた1つは海外で1、2件ヒットする程度の会社名。これは仕方ない。国内で単語がヒットするのは、ほとんどがアニメか玩具にヒットしてしまう。これも、まあ仕方ない。単語自体がそもそもアニメ関係から導いていて、かつ商標に引っ掛からないよう配慮した感じだ。



何より不思議なのが、この社名を分解すると父親がやってた会社名と似ていることだ。2つの単語で成り立っていること。最初の単語で主人公が空を飛ぶようなアニメで、敵と戦う感じ。また、その後に業種を表す言葉が入る。これに気付いてびっくりした。時代は変わっても考えることは同じなんだと。



やっぱり、どこかしら「戦うこと」を意識して会社をつくったのかも知れないな。で、空飛べたら良いじゃないかと。でも共通点が空飛ぶアニメって、父親ながらどんだけ安易なんだよ。