これからのこと
決意したつもりでも、それは案外と脆いものなんだと思った。
自分なりにこの震災をどう考えるか、でずっと思い悩んでいたけど未だに答えなんて見つかっていない。起業についても結論はまだ出ていない。経済の復興を掲げて起業するか、はたまた経済の停滞を予測し様子見をするべきなのか。
情報というのはよく出来ていて、行動を決意するための側面と、行動を抑制するための側面の両方がある。自分が何かを決意するなら信じて行動するしかない。最後は自分の生き方次第だ。
攻殻機動隊で9課が壊滅状態になったときに、バトーさんが言うセリフ。
「まあ自分の命だし、何に使おうが自由ってこった」
と言って、危険を承知の上で少佐の時計を探しに行くシーンを思い出した。たぶん、そういうのが生き様なんだろうな。後悔しないように生きるべきなんだ。
- 作者: リーアンダーケイニー,三木俊哉
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最近、スティーブジョブス関連の本をいくつか読んだけど、彼は自分自身で興したAPPLEを解雇されるという出来事があった。その後、ピクサーに行くのだけど、そのときについて書かれた言葉を思い出した。
人生というのは、誰も考えたこともないような信じられない出来事に見舞われることがある。それはとても人を絶望させ、立ち上がることさえ困難に思える。けれども、人は誰でも右肩上がりに成長してきたわけではない。上がることもあれば、どん底まで落とされることもある。
この震災によって、いろんなものが壊された。それが自分にとって良いものも、自分にとって悪いものも。
声優の井口裕香さんがラジオで言ってた言葉がある。
「不謹慎かもしれないけど、真っ暗だからこそ見えるものがあると思うんです」
それまで当たり前だと思っていたものが、当たり前ではなくなった。たぶん、これまで見えなかったいろんなものにいろんな人が気付いたんだと思う。彼女はこんな言葉を番組の最後に言っていた。
「何を始めるにも、遅すぎることはないよ」
すごく良い言葉だ。
今はまだ、これからの自分について結論は出せない。けれども、何か決意し決心したらすぐに行動できるように心の準備だけはしておこう。
まあ自分の命だし、何に使おうが自由ってこった。
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