karin: November 2010アーカイブ




いちばんうしろの大魔王 第11話 『女たちの最終決戦』より引用



服部絢子が身内を人質に捕らわれてしまい会長と対峙するシーン。


そのときに会長が言うセリフ。




「バカタレ、命の心配なんざしてられるか。


正しいと思ったことは意地でもやるんだよ。


家柄だの他人だの知るか!間違ったことに加担する奴は、


善人だろうが弱者だろうが死んで当然なんだよ!」


いちばんうしろの大魔王




今までの自分を振り返ってみると何か頼まれたときに不満があるとしても、ストレスを自分の中に抑えて相手のためにやってしまうことが多い。それが優しさなのか、面倒だからなのか請け負ってしまう。で、後から後悔してウジウジするんだけれど。



自分が正しいと思ったことに従うのは難しい。周りに敵を作ってしまうかもしれない。けれどそれを恐れてばかりいると、知らない間に間違ったことに加担させられてしまうこともある。



以前であれば会社が倒産しそうなときに辞職したこと。もしも、自分が辞めていなければ会社は倒産しなかったかも知れない。けれど、危機を乗り越えて存続することが良いこととは限らない。無理に続けたところで自分あるいは他の誰かが犠牲になってしまうとも限らない。



今の自分だって、雑用や売り上げに貢献しない仕事ばかり請け負ってる。きっとそれが必要とされている、優しい自分だと思っていたからなんだろうけど。それでも最近になって感じてきたのは、間違ったことをしてる気分になるんだけれど。



世の中は悪意はないけれど結果的に誰かを利用していた、という状況になることがある。たぶん、今の自分も利用されてるんだろうなと感じる。誰でも良いからやってよ、と。ほんと代替部品みたいな扱い。



前の会社を辞めた理由も似たような心境があって、仕事を詰め込むだけ詰め込まれて、風船が破裂するようなタイミングで仕事を辞めた。それは良い辞め方ではないとは分かってるものの、小さな復讐じみた気持ちもあったのかも知れない。



誰かの犠牲の上に成り立っている会社なんて存在しなくて良い。



今の上っ面だけの会社にいると、自分の存在価値を否定され続ける。自分がいくら犠牲になろうとも、悲観しようとも、他人は何の感情も持ってない。自分が潰れるまで一生懸命に仕事をして、例えば仕事が出来ない身体になったとしても、周りは「やっぱりダメだったか、次の誰かを探すか」となるだけなのは目に見えてる。自分にとってとても悲しいことだけど、それが紛れもない現実だと思う。



救う方法があるとしたら、そんなくだらない会社に貢献することは辞めて、少しでも自分が正しいと思うことを意地でもやり通すことしかない。きっとそれに対する自分自身の答えが起業なんだろうな。そのためにあと数ヶ月だけお金のために働くことにしよう。




今の会社について客観的に考えるためにも書いてみようかと思う。



簡単に言えばブラック企業なんだろうけど、気付けばもうすぐ勤続3年。だから大抵のことは覚えてきたし、8時までには仕事を切り上げられる。時間があるおかげでアニメも見れるし、余裕があるからこそ今まで続いてるんだと思う。



ただし、誰もが転職理由に述べる理由でもある人間関係は最悪だ。自分にとって最悪なのが、後から入社してきた上司だ。彼に対する不信は当初から感じていたので、なるべく関わらないようにしてきた。




「年上だから尊敬する」「上司だから正しい」




そんな固定概念は以前何十社も面接したときに消え去ってしまった。上司であれ、社長であれ、後輩であっても対等で良いと思ってる。



彼を上司などと認めていないので一人で業務進行し、営業に渡して説明をしているとひょっこり参加してきて口を出してくる。特に以前辞めた女性との打ち合わせの時にはその確率が高かった。



打ち合わせ時に彼はデザイン上どうでも良い部分に突っ掛かってきて変えないとおかしいと言う。ここで変えると彼を上司と認めたことになるので、自分の主張を何とか押し通したが。



業務連絡意外一切ない。そういう冷戦状態の毎日なんだけど、いざ困ったことになると呼ばれる。突然入った仕事に対して、自分の代わりにやって欲しいと頼まれた。スケジュールを確認してから「いや、無理です」と答えた。



どうやら翌日の打ち合わせに行けと社長命令が下されたらしく、無理だから代わりに打ち合わせだけでも参加してくれと頼まれた。これを素直に聞いたらそのまま制作を任されると思ったので拒否した。彼は彼が可愛がってる部下の女には頼まなかったし、都合よく利用されるとこだった。



1人の人間として困ってる人を助けたいとは思うが、そういう心理を利用して都合よく取引を持ちかけてくる奴もいる。それに拒否すると空気が読めないと思われる。正確に言うと周囲から空気が読めない自分に見られるのが怖くなる。



だから空気を読むなんて考えないことにした。



取引として考えると、こんなに割の合わない取引はない。彼から給料をもらっている訳でもないし、引き受ける義理もない。無理やりにでも頼んできたらパワーハラスメントだ。引き受けて上手くいっても、給料があがったり評価が上がるわけでもない。ただ、外面だけを良くしたい社長の機嫌がよくなるくらいだ。



冬のボーナスや、昇給などを、取引のテーブルに乗せ社長に訴えかけて正当な取引にしないと割に合わない。



なんて今書いてるのは、どこか自分を責めてしまう気持ちが働くからかも知れない。でも、絶対に間違ってないはずなんだ。ほんと世の中は不条理。泥沼に片足突っ込んだ人を助けようと手を差し伸べたら、一緒に泥沼に沈められるどころか、自分だけ泥沼に沈んでしまう気分だ。



こんな病んでる社会で良い訳ないだろ。