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C 第3話『conspiracy』より引用



三國壮一郎が主人公に向かって言うセリフ。


C




「キミは普通が良い、安定が良いとばかり言っている。それは、自分だけのためにお金を稼ぐということだ。金とは自分ではない何かのために使ってこそ尊いと俺は思う。キミにはないのか、その何かが。」




これまで親の世代から言われてきた安定や、普通を手に入れるのが意外と難しいことに気付いた人が多いのだと思う。だから安定や普通なんて大して魅力的じゃないよと。その上で、お金をどう使うのかを問いかける。このアニメで言えば、とりあえず家族を守るためとしていたけれど。



それから、こう続ける。




「キミが金を使えば誰かを潤おす。貯め込んでいれば幸せなのはキミだけだ。ささやかな幸せはキミを幸せにしても周りに大きな幸せを振りまくことはできない。」




ここに共感というか、良いセリフだと思った。



たくさん貯金して、その金額だけで勝負して一喜一憂してる人たちがいるけれど、そこに意味はない。貯金額はただの数字で評価の基準ではない。人生はずっと続くように思えるし、将来が不安だから過剰に貯金をする気持ちもあるけど、死んだら表面上はゼロになってしまう。そのときに後悔したってもう遅いよと。



本当にお金の使い方は難しい。貯めるのは誰でもできる。逆に使い方については、たぶんほとんどの人は下手だ。



ここでは貯金を全くせずに浪費しろということではなくて、何かのため、誰かのために使いたい。そう思ったときに使ってこそお金の価値があるのだと言っていたけど。



自分が貯めたお金を使うときに考えたのは事業を興すために使うことだった。どうせ自分のお金だし、自分が正しいと思うもののために使い、それによって周りを幸せにしていければ良いと思ってた。



ただ口座に死に金を置いておくよりずっと良い。そんなことを考えて事業を興すための行動をしていたときだったので、運命的な何かを感じてしまった。


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