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いちばんうしろの大魔王 第11話 『女たちの最終決戦』より引用



服部絢子が身内を人質に捕らわれてしまい会長と対峙するシーン。


そのときに会長が言うセリフ。




「バカタレ、命の心配なんざしてられるか。


正しいと思ったことは意地でもやるんだよ。


家柄だの他人だの知るか!間違ったことに加担する奴は、


善人だろうが弱者だろうが死んで当然なんだよ!」


いちばんうしろの大魔王




今までの自分を振り返ってみると何か頼まれたときに不満があるとしても、ストレスを自分の中に抑えて相手のためにやってしまうことが多い。それが優しさなのか、面倒だからなのか請け負ってしまう。で、後から後悔してウジウジするんだけれど。



自分が正しいと思ったことに従うのは難しい。周りに敵を作ってしまうかもしれない。けれどそれを恐れてばかりいると、知らない間に間違ったことに加担させられてしまうこともある。



以前であれば会社が倒産しそうなときに辞職したこと。もしも、自分が辞めていなければ会社は倒産しなかったかも知れない。けれど、危機を乗り越えて存続することが良いこととは限らない。無理に続けたところで自分あるいは他の誰かが犠牲になってしまうとも限らない。



今の自分だって、雑用や売り上げに貢献しない仕事ばかり請け負ってる。きっとそれが必要とされている、優しい自分だと思っていたからなんだろうけど。それでも最近になって感じてきたのは、間違ったことをしてる気分になるんだけれど。



世の中は悪意はないけれど結果的に誰かを利用していた、という状況になることがある。たぶん、今の自分も利用されてるんだろうなと感じる。誰でも良いからやってよ、と。ほんと代替部品みたいな扱い。



前の会社を辞めた理由も似たような心境があって、仕事を詰め込むだけ詰め込まれて、風船が破裂するようなタイミングで仕事を辞めた。それは良い辞め方ではないとは分かってるものの、小さな復讐じみた気持ちもあったのかも知れない。



誰かの犠牲の上に成り立っている会社なんて存在しなくて良い。



今の上っ面だけの会社にいると、自分の存在価値を否定され続ける。自分がいくら犠牲になろうとも、悲観しようとも、他人は何の感情も持ってない。自分が潰れるまで一生懸命に仕事をして、例えば仕事が出来ない身体になったとしても、周りは「やっぱりダメだったか、次の誰かを探すか」となるだけなのは目に見えてる。自分にとってとても悲しいことだけど、それが紛れもない現実だと思う。



救う方法があるとしたら、そんなくだらない会社に貢献することは辞めて、少しでも自分が正しいと思うことを意地でもやり通すことしかない。きっとそれに対する自分自身の答えが起業なんだろうな。そのためにあと数ヶ月だけお金のために働くことにしよう。


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