充電ちゃん第8話 感想
「アレスタに位置情報を転送しなきゃ…」
前回の仕事で両腕を怪我したぷらぐは対象者に充電できない。
簡単に説明すると落ち込んでる人を元気にするために電気を送るのだけど、
「わたしは腕が使えないから、対象者を見つけたら後の充電はアレスタが…。
今日はそういう決まりなの…。」
そう独り言みたいに言って位置情報を送るため手元の機械を操作するのだけど、
思うように手が動かない。震える手で懸命に操作しようとしながら言う。
「あれ?もうちょっと…」
その状況を隣で見ていたセントくんが言う。
「…なあ?おまえ、
他の奴なんかに任せちまっていいのか?それで」
手元の機械から顔を上げ、ハッとしたようにセントくんを見るぷらぐ。
両腕が使えなくなるくらい仕事熱心だった、それを他人任せにして良いのか?と。
ぷらぐは最大限の笑顔を見せながら答える。
「…やっぱり、優しくなんかないなぁセントくん。
『無茶するな』って言ったばっかりなのに。」
『ファイト一発!充電ちゃん!!』 の8話でのシーン。
優しさって意味はすごく深い。この話で言うなら、
両腕が怪我で使えないんだから、無理してやらなくても良いよ
そんな逃げ道を作ってあげること。これも優しさといえば優しさだと思う。
けれど、ほんとの意味での優しさは違う。
それで本当に良いのか?他人に任せて自分が納得できるのか?
逃げ出して投げ出して放棄してしまうことは簡単だけれど、
それと向き合わないと後悔は残る。それでも良いのかと問いかける。
無理してやらなくても良いよ
これは優しさじゃなくて、楽な方へ誘導しているだけだ。
それが優しさだと勘違いしていた。
優しいの意味は人によって違うし、優しさって思った以上に難しいな。
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