疑心暗鬼

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自分は会社の女の子に嫌われてると思っているし、


彼女と仕事以外の話題で話すなんて滅多にない。


興味をもたれてもいないから話しかけられることだってない。



だから、自分が持つ彼女の印象は次第に悪くなっていった。



それでも仕事で話すことがあったので声を掛けた。


すると彼女は席から立つこともなく顔も見えない場所で返事をした。


そんな行動に少しイライラしたんだと思う。




「あのさ、ちょっと…」




そう言って手で合図すると、渋々こちらに来る。


彼女が立っているその位置は、こちらが手を伸ばしても届かない距離だ。


それがそのまま互いの心の距離なんだろう。




「あのさ、人によってやり方が違うじゃない。だから…」


「わたしはね」




彼女はそう口を開いて仕事の進め方の説明をはじめる。




「だからね、わたしはこうして欲しいの」


「でも、それじゃこの2つは別の人が作ったって分かるよ?」


「前にやり方教えたじゃん、その通りにやって。」




そう少し投げやり気味に言われる。


それで彼女への期待が裏切られた気がした。




「…そうだっけ?」




さっきまでのイラだった気持ちで言ってしまったんだと思う。


たぶん、それが彼女に悪い印象を与えた。



少しの沈黙…。



彼女の表情を覗き込むと、今にも泣き出しそうな目をしてた。


だからそれを遮るようにして言葉を繋ぐ。




「あの…、じゃあさ、ちょっと、これ見て」




そう言ってモニターを指差して教えてほしいと伝えた。


彼女はそれに応えて優しく教えてくれたけれど、


このことでまた彼女からの印象は悪くなっただろうな。



もう明日朝一で謝っても許されないレベルで。


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このページは、karinがJuly 28, 2009 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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