女の子の裏表

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「…わたしはパパといるのが楽しいから辞めないの」




会社の女の子は会議の後でどこかに消え、1時間ほど戻って来なかった。


それまでの経緯で彼女は、一人で泣きそうになっていたし、


それに信頼する上司であるパパに相談していると分かっていた。



(いい加減、ウザったいな)




そんな2人の姿を毎日のように見ていると、たびたびそう思う。


彼女は当然のようにパパとランチに行って、午前中は全く仕事をしなかった。


帰る頃になると彼女がパパの隣に座ってヒソヒソと話しをするのが聞こえてきた。



「今朝は付き合ってもらってごめんなさい…」




とか、そんな会話をしていたんだと思う。



以前、彼女はパパの機嫌が悪いときに



「愛想よく媚びを売るのは簡単なんだよー」




なんて、自らパパの悪口を言っていたことを思い出す。


ヒソヒソと話した後でこちらに来て、会話のキッカケを作ろうとするように言う。



「朝はね、ほんとに帰ろうとしたのー。いろいろ迷惑かけてごめんねー。今度手伝うからー。」




そんな彼女の軽い言葉は、それこそ媚びを売るように見えた。


そいつの前で愛想振り撒いて、都合良く使おうって感じに思えて


彼女のことが信用ができなくなってしまう。



彼女がパパの隣でヒソヒソと話していた言葉。



「…わたしはパパといるのが楽しいから辞めないの」




意表をついて



「あ、俺は辞めます」




と宣言している自分を想像する。


それは、彼女らの恋愛ごっこに付き合うことに疲れたせいだ。


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このページは、karinがDecember 9, 2008 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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