すき間

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上司が仕事で出掛ける間、会社の女の子との2人体制に戻る。


感情は冷めていたけど、彼女の反応を楽しみにしていた。



「やっぱり性格とか合わないと思う」




こんな言葉を使おう、そう考えていた。


しばらくすると無言の圧力に屈したのか彼女が言う。



「あのさ、これ分からないんだけど…」




丁寧に説明をして早々に会話を切り上げる。


さらに数分後、暇をもてあました彼女が再びやってきて言う。



「今、何やってんの?」




これも丁寧に説明して早々に会話を切り上げる。


自分からは話題を切り出さず様子を見ていると、


彼女は雑談をしたがるように質問を投げかけてきた。



「なんか雑誌とか本とかない?勉強したいんだよね…」




彼女に何冊か本を渡すと話題を拾いながら話しかけてくる。


何かのキッカケでお互い宮崎駿の特集番組を見ていたことが判明し、


30分程度の雑談をした。



久しぶりに女の子と喉が渇くほど話したと思う。


それでも彼女に対して前のような気持ちにはならなかったし、


打算的なその行動に小さく失望をした。



彼女が言った言葉。


クライアントのもとへ行く仲間に対して質問をする。



「そこに、若い人はいないの?」


「オジサンばっかりだよ」


「そっか…」




彼女は残念そうに言う。


自分が異性として評価に値しないことに絶望した。


いっぺん、死んでみる?



彼女と2人で雑談していたときに、こんな質問をされた。



「キミは何してるときが一番楽しい?」


「うーん…」


「なぁに?」




その問いに上手く答えることができなくて、


「難しいこと聞くんだね」と返して会話は終わったけれど。


何度か考えてみて思いつく。



「キミは何してるときが一番楽しい?」


「寝ること(性的な意味で)」




よし、死ぬか。


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このページは、karinがOctober 29, 2008 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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