会えない日々

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「実家に帰らないと行けないからさ、4日間構ってもらえなくなるね」



そう会社の女の子に言うと、彼女はすこしだけ呆れたように言う。



「ほんと甘えてくるね」


「うん…」


「ていうか、親に構ってもらいなよ」



と冷たく言い放たれた。



もう全力で好きをアピールしているから、彼女からも邪険に扱ってくるようになった。彼女の側を通るたびに話しかけていたし、前日の喧嘩の件もあって多少言葉遣いが荒くなっても平気な関係になったようだ。



それが愛だとか恋に発展するかは別として、明るい人見知りを自称する彼女にうまく入り込めた気がする。帰る間際に彼女に対して、会えなくなるのが寂しいともう一度彼女に伝えた。




「そんなことないでしょ?」




表情を覗き込みながら言う彼女に答えになってないことを言う。



「もしかして、月曜日とかに会社に来れなくなるかも…」


「どうして?」


「もう自分は必要ないのかなとか思って、来ないかも」


「キミはそういう人じゃないよ…」



そう少し自信なさげに言う彼女。悲しそうな瞳で見つめてくる彼女にからかうように言う。



「いや、わかんないよ?」


「そういうことする人じゃないもん」



むくれる彼女。そんな顔をニヤニヤしながら見て、帰る仕草をすると彼女は丁寧に改まって「おつかれさまでした」と挨拶した。それに対して、じゃあねと軽く手を振って4日間のお別れ。



こうして別れたものの、2人の関係は恋愛の理想のようなものじゃない。お別れ前に何度か彼女をデートに誘おうと四苦八苦していた。



「土日って暇?」


「わたし土日はね、泳ぎの練習をする」


「あ、旅行に行くからか」


「そう」



その後もタイミングを計って一緒にどっか行かないと聞いた。すると彼女は



「うち、妹がいてさ。アイツがいると無理なんだよね」




と、よく分からない理由で断られた。たぶん、美術館デートに遅れたことも彼女の妹が原因だったと言うし、都合よく第三者を使われたため強く反論は出来なかった。



それでも食い下がるようにどっか行こう?と誘うと彼女は



「わたしが旅行に行く8月中は無理だね」



だって。もう絶望的じゃないか。


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このページは、karinがAugust 13, 2008 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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