臆病になったら終わり
今の会社にあたらしく上司が入って、仕事上の関係が非常にややこしくなった。
上司がいることで自分が素晴らしい仕事をしたとしても、周りからは評価されないだろう。
「彼には上司がいるから、上手くまとまってるんでしょう?」
なんて言われて、結果的に自分の上司の評価が上がるだけだ。何となく、中途半端に口だけ出してきて、あたかも全て自分の手の内みたいに見せかけてくる上司の手口も汚い。ほんとに大人は汚い。そのうち、次にはこうなる。
「ああ、あの大人しい子ね。彼の上司の指示で動いてるようだけど、良い仕事するよね」
こんな状況では、いつまで経っても自分の評価なんて上げられっこない。評価が上がらないから給料だって上がらないだろうし、モチベーションも上がらない。なんて悪循環だ。
そもそも、何故あたらしく上司が入ったかというと、会社が失敗することを極度に恐れていたからだと思う。仕事のミスなんてありえないこと、そう考えていたんだろう。
だけど、誰だって失敗しながら仕事を学んでいくべきもので、誰だって最初から完璧になんてこなせるはずがない。そんな誰もがする失敗を会社が怖がっていたら、会社には失敗を恐れて自己保身に走る馬鹿しかいなくなる。
会社の女の子は、それでも失敗しないように何度もノートに書き留めて何度も読み返すようだった。だけれど、会社は一度彼女がミスをしたくらいで完全に否定して客先には出そうとしない。彼女の成長できそうな案件ですら、会社が失敗を恐れて作らせてもらえない。
こんなん状況じゃ、デザイナーとして成長なんて出来ない。失敗してこそ学ぶものがあるし、2年も3年もずっとMACの前で作業じゃいくら何でも可哀想だ。最初は誰だって失敗するんだから、それは早ければ早いほうが良い。どんな馬鹿でも、何度も同じ過ちはしないだろう。
『企業も人も臆病になったら終わり』
失敗を恐れていたら何も出来ない。失敗を恐れるあまりミスを隠す。失敗は必ずするもので、失敗は成長の糧となるもの。人を育てたいなら失敗を恐れるな。
なんてことを会社の社長に直接言ってみる予定。いや、マジで死ぬかもな。こんなくだらない会社だからいつ辞めたって構わないんだけど、就職活動を考えるとプチ鬱。
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