金銭感覚
「ソファを買おうと思ってるんだけど…」
会社の女の子にそう言うと、興味深そうな顔で表情を覗いてくる。
「どんなの買うの?」
「いろいろ見てるんだけど、迷っててさ」
そして、彼女に相談に乗ってもらう。
「ねえ、いくら位の買おうとしてるの?前に言ってた給料一月分くらい使ったりするの?」
「いや、それはしない」
「だったら安いのでも良いんじゃないの?」
「でも、座り心地が全然違うしやっぱり高いの買うかな」
「いくら位?」
「7、8万くらい…」
「それでももったいないよ。そんなにお金持ちなの?」
「そうじゃないけど、良いものが欲しいじゃん」
「お金持ちのボンボンなのかと思った」
お金の使い方にもポリシーがあって、彼女には「無駄な消費は一切しない」というルールがある。節約が好きでいらないものは絶対に買わない。使うときと言えば、旅行とかお酒とか人付き合いとか…形のない思い出ならお金を払っても良いと言っていた。
逆に自分の金銭感覚は、欲しいものがあったときに買えれば良い。必要なときに必要なだけあって、困らなければいくら使っても良い。人にプレゼントするためにお金使ったり、本を買って勉強するために使ったり、わりと雑費も多い。
金銭感覚の違いは生活の違い、趣味や嗜好の違いに大きく繋がるような気がする。
それに女の子は話を合わせるという行為をたくさんしてくる。仲良くなれそうな距離に近づくために無意識のうちの相手に合わせる。それが無理に続くと認識がずれてきて、気付いた頃には軌道修正できない関係になることが怖い。彼女から想われているうちは気にならないことだけど…。
そして女の子は妄想と違って、こちらの内面や考えていることを深く読み取ろうとはしない。だから、自分のことをアピールすることは大事だし相手に理解させなきゃいけない。そして、自分にとって必要だ。欲しいんだとストレートに言えないと付き合えない。今まで付き合った経験ないけど…。
あとは行動してみる。女の子の待ちの姿勢を崩さなきゃいけない。なのでデートに誘う。会社の女の子だから毎日のように会っているけど、休日に会うのはやっぱり特別な気分になれる。
前に彼女を誘ったときには、OKを貰っておきながら中止なんて散々な結果だったけど、再度アプローチを変えて誘おう。
「暇なときで良いから、デートしない?今週か、来週末あたりに…」
そう彼女に聞いて、何日にデートするか具体的に決める話になれば成功で、日程を決めないままの関係ならアウトみたいに。相手に選択権を譲る。あまり男らしくない方法だけど。
上の話とは全然関係ないけれど、前に気になってた彼女と独身男と、それを聞いてる人の会話。
「何だかんだで2年くらい一緒に仕事してない?」
独身男が彼女と馴れ馴れしく、もう自分のものだと主張するように彼女に言う。それを冷たい感じで受け流す彼女。
「うん、そうだね」
そして、聞いてるもう1人が聞く。
「じゃあもうお互いのこと良く知ってるんだね」
と、そこで独身男が嬉しそうに言う。
「彼女の背中のほくろの数も知ってます」
それを聞いた彼女が、
「そうコイツ、わたしよりそういうの詳しいんだよ」
と笑いながら答える。
背中のほくろの数を数えるシチュエーションが分からん。もう、そういうことしか考えられないけど完全に嫌ってる感じだし、もしかして前に付き合った?という説は以前否定されたような気がするし、一度くらい何かあった?説とか…。それを考え出すと死にそうになるから、深く考えないけどたまに思い出されて心をえぐられる感覚に陥る。
そういう得体の知れない不安を解消したいがために、彼女とデートしたいのかも知れない。好きとか嫌いとか考える前に、なんかこういろいろ知りたい。
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