行動と後悔
「そうだね、やってみた方が良いんじゃない?」
「うん…」
「迷ってるの?」
「いや、ちょっと自信があんまり…」
「ない?」
「でも、それってカッコつけたいだけなんだよね。小さいプライドがあって、それを守りたいだけで…」
生きていく上で人を臆病にさせるのがプライド。これのせいで今までの人生は後悔ばかりしていた。
「だから、やってみれば良いとボクも思うよ」
その女の子はたまに一人称で「ボク」を使う。自分は女じゃなくて、中身は男に近い考え方を持っていると話していた。
「そうかもね。行動しないと絶対に後悔する。たぶん、自分が上京した理由もそれがあってさ…」
「ふーん。わたしもね、留学していたときはね…」
と、互いの経験談を話し合う。彼女の見ている広い視野、深い知識、頭の鋭さ、どれをとっても自分より優れて見えた。すごいね、と感心して伝えると彼女は謙遜しながら答える。
「全然すごくないよ、わたしにも分かんない事も多いし」
「そんなに知ってて、まだ知らない事があるの?」
「うん、そうだよ」
すこし微笑んで言う彼女。
“行動しないと後悔する”
行動するときに小さなプライドが邪魔をして足が竦む。恥をかくのを怖がってしまう。だけど、それって結局はただカッコつけたいだけ。そうじゃなくて、行動することは後悔しない人生を生きるってことなんだと思う。一生懸命になること、行動を起こすことは恥ずかしいことじゃない。分からないことがあるから行動したり、一生懸命になれるんだ。
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