同意すればモテる

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GW明けに新入社員、と言えるほど若くない中堅の新人が入社した。



「最初なんで、一緒にお昼に行きましょうか」



会社の女の子と自分、そして新しい人の3人でランチをしに行く。適度な距離感を保ちつつ、上手く話題づくりをして上辺だけの話を弾ませる。そして、彼女と2人きりのときに話をした。



「で、仙台に帰ったんだけど、全然寒いからコタツとかまだあったよ」


「そうなんだ…。こっちでは、コタツ買ったりする予定ないの?」


「今のとこないかな…。家が快適すぎると出歩かなくなるじゃん」


「あー、わかるわかる。」



そう彼女は同意する。最近彼女と話すと、わりと「わたしもだよ」なんて同意されることが多い。合わせてるだけなのか、それとも本当なのか…。そんな見極めが大事だよな、なんて思いつつ会話を続ける。



「コタツじゃないけど、今はテーブルが欲しくていろいろ探してるんだけど」


「どんなの?」


「えっとね、4メートルくらいので広々と使おうかなって」


「あはは、なんか隅っこで食事とかしそうだね」


「うん。それとソファも欲しいかな、やっぱり家に居るのって結構好きなんで…」



そう言うと彼女は頷きながら、



「わたしも家にいるの好きだよ」



笑顔で同意する彼女。たぶん、彼女はそんなタイプの人じゃない。わりとアクティブな方だと思っていたので、どこか納得がいかない。




“女子同士の会話は同意をしていれば話が弾んで相手に好印象になるから、男女で話すときも男が同意をしていればモテる”



そんな、どことなく信じがたい情報を思い出す。もう何でも同意。そうそう、そうなんだよね。何でも同意してれば会話が弾む。



「じゃあ、わたしも!」


「なら、自分も!」



そういう会話していれば全然問題ない。



「それなら俺も!」


「どうぞどうぞ」



なんてことは実際ない。


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このページは、karinがMay 7, 2008 9:08 PMに書いたブログ記事です。

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