存在理由

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わりと話してくれる女の子と、今までの経緯などを話していた。



「就職活動とかもしてるんですけど、やっぱり学歴とかもあんまりないから…」


「そうなんだ、厳しいんだね。」



なんて、他愛ない情報交換していた。彼女は今の自分は仕事ができない、思うように出来なくてイライラしてる状態と言っていた。それがあまりに可哀相なので、改善できるように指摘してあげたり、親切にどうしたら良いのか教えてあげている。彼女自身も他人から言われることで納得したのか、すんなりとアドバイスを受け入れてくれた。そんなことを数分話していると、彼女から見ても自分の会社はレベルが低いと感じたようだった。そんな中で彼女が不思議そうな顔をして聞いてきた。



「何でここにいるの?」



どう答えるか、すこし悩む。「お金のため」なんて言ってもつまらないし、「ただ受かったから」でもない。何でこの会社にいるんだろう?たぶん運命的な何か、魅かれ合う何かに吸い寄せられて…。



「え、え…。何でだろうねー…。」



タイミング的に考え込む場面じゃないので、つい考えよりも先に答えてしまう。もっと違うことを言うべき場面だったのに。例えば



「何でここにいるの?」





A「それは…、君に会うためだよ。」


B「君を助けるために。」


C「運命…かな…。」



そんな、甘いことを冗談っぽく言うべきとこだった。普段言い慣れてないことは、やはり咄嗟に出てこないみたいだ。


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このページは、karinがApril 3, 2008 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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