見えないものの価値

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彼女に対するアクションがたとえ1であっても、彼女はそれを倍にでも、10倍にしてでも相手にそれ以上を応えてくれようとする。



悩んだり戸惑っていると、すぐ側に来て心配してくれるような人。たぶん、年上の女性からは以前からよくそんな扱いをされるので、どこかお姉ちゃん肌の人を引き寄せるオーラがあるんだろうけど…。それにしても彼女は、今まで出会った中ではかなり積極的なお姉肌女の子で、それで勘違いしちゃった説もあるんだけど。



帰り際に彼女と雑談をしただけですこし苦しくなって、夜中に夢に見るまでに彼女を意識している。だけど、それ以上の発展はもうない。そんな関係であっても、受け入れてもらえる自分が彼女に何かしてあげたい。まずは、来週の彼女の誕生日を祝ってあげよう。



お金の話


人生で必要なのは何か?自分なりに考えてみたけれど、何よりも大事だと感じているのはお金よりも人と接して何を学べるか。人間関係、と言い切れないのは上手く築けてきたものがないからだけれど…。お金を稼ぐを目標よりも人として成長するために社会に参加している。そこを前提としているから、普段は仕事の話なんて書かないんだけれど。



仕事に関するお金の話を契約社員の方としていたら、やはり今の会社はおかしいと言い始める。簡単に言うと、自ずから格安で請負って自分の首を絞めている状態。



仕事をもらうときに、印象をよくするためか営業の人が安くして仕事をもってくる。



一応こんな感じで制作しましたけど、大したことないですから。



なんて説明をしてまた安くなる。結果、どんどん単価が落ちていき安い仕事ばかりをたくさんして苦労する羽目になる。まさにデフレスパイラル。



以前の仙台の会社に居たときにこんな話があった。面接に受けにきた専門学生らしき女の子で、彼女は面接で言った。



「ほんとに給料もいらないので、働かせてください。」



自分を安く売っちゃう。給料に見合ったことができませんという意味での発言だろうけど、どうしてかこの国は自分を必要以上に蔑んで相手にアピールするという行為がよくある。



ブランド品がそうであるように、いくらダメなものでも、それが道端で拾ったものであっても営業、売り込み方だけでその価値は一万円にでもなりうる。けれど、一般的に売り込んでみる際は手土産を持って行くときと同じように、



「つまらないものですが…」



と言って必要以上に相手に謙って価値を落としてしまう。



この仕事で大事なことは、作ったものに対する愛情だとか自信であって、それを安く売ってしまうことは自らの価値を下げているだけなんだと。もしそれに愛情も自信も何もなくても、価値は下げないこと。



1万円で完成したものを3万円で売る。


1万円で完成したものを30万円で売る。



客先に見せるときに、ある程度のブランド力…のようなものがあれば、前者の場合はブランドなのに安くて大丈夫か不安になるけど、後者ならばさすがに値が張って良い品ですね。という違いが生まれる。きっと、お金持ちになれる人の基準なんてその程度であって、誰も目利きじゃない。ほんとうの価値は分からない。貧困層と富裕層の二極化なんて言われているけど、きっとその程度の価値観の食い違いのような気さえする。自分の価値を自ら下げてはいけない。



謙遜することは大事だけれど、必要以上に自分を蔑んだりしない。


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このページは、karinがMarch 17, 2006 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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