楽しみな反応
ビシッと人差し指を立てて言われる。
「キミって弄られ系のキャラだよね」
彼女はそういうイメージを抱いてるらしく、そのために色んな罠を仕掛けてくる。仕事で彼女の側を通ると「ねーねー」と声を掛けられ、彼女を見ると下からじっと無言で目を見つめてきて、用がないなら行こうとすると、前に周り込んでまた見つめてくる。怖いから、逃げる。前に周り込む。逃げる。というやりとりがあって、完全に玩ばれている。彼女はリアクションを楽しんでいるみたいで…、そんな彼女をカワイイと思ってしまう。下から覗き込んで相手の心を読もうとする行動に弱い…。ていうか、大好き。
以前から狙っていた偶然が起こって、彼女に声を掛ける。
「今日のボーダーの服、一緒のだね?」
彼女がそれに答える。
「一緒にするなよ」
そう言って彼女はすこし照れながら、殴ってくるようなアクションをしてその場を去って行った。猫なで声を出してみたり、強気な女の子を演出したりと感情や表情も豊富で、見てて飽きない女の子だと思う。
雑誌を読んでいた彼女が話しかけてくる。
「mixiってやってる?」
「うーん、前にやってたけどもうやってない…。」
「いつやめたの?」
「うーん…」(答えない素振り)
「ねえ、いつ?」(執拗に質問)
「半年前くらいかな?」
「ふーん、どうしてやめちゃったの?」
「うーん…」(何て答えようかな)
「…」(答えを期待する目)
「つまんなかったから…」
「ふーん、友達ができなかったんだね…。」
「いや、そうじゃなくて」
「そうだよね、友達出来ないとつまんないよね…」
そんなやりとりでからかわれる。彼女はその後も、映画行きたいとか、アート系のイベントに行きたいとか言い出して、こっちのこと誘ってる?だけど、彼女には新しい生命が宿っているし、同棲してて…、これ以上は想像したくない現実…。
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