6つの色
仕事をするときに人は6種類に分類されるらしい。
白=事実を述べる人
緑=想像力を発揮する人
黄=ポジティブに考える人
黒=問題点を指摘する人
赤=感情で訴えかける人
青=秩序を重んじる人
というのをNHKスタンフォード白熱教室という番組で放送していた。これは以前言及した本の著書、ティナ・シーリグが授業する様子を取り上げたものだった。
そして先日、中小企業診断士との相談に再度訪れた。前回ほとんど話を聞くだけで、こちらからの主張は控えてたので、今回は逆に主張していこうと色々と準備して臨んだ。彼は言う。
「家具の資金こんなに必要なの?安い中古ショップもあって、これより安くすることができるよ」
オフィス用家具について少々高めの見積りを提出していたので、その点を指摘された。それについてこう答える。
「でも、デザインの仕事依頼に行って、安っぽいダサいオフィスだったらセンスを疑われますよね?」
すると彼も納得したようで文字通り「ぐぬぬ…」って顔された。あれこれ話している間に、きっと彼の仕事は『黒=問題点を指摘する』に偏っているんだと思った。
黒であることは悪くないんだけど、考え方がネガティブに陥っていたので、逆にこちらも主張を強めにしながら具体策をあれこれ提案した。彼の年齢が60目前なので、歳の差から信用しにくい気持ちは分かるのだけど。
彼はしきりにQBハウスの戦略性について話したけれど、それは成功したから語れるだけであって、もし起業前のQBハウスが相談にきても不満そうにするだろうなと思った。
1時間半に渡って相談した結果、一応は納得してもらえたようなので次回は書類を提出してくださいと言われた。それでも最後は「不安だなぁ…」と漏らしていた。これで審査が通れば良いけれど、どうなるかな。
話していて思ったのは、自分には『赤=感情で訴えかける』という部分が弱いのかなと感じた。情熱で進もうとしない、理屈じゃない主張が少ない。けれど起業の場合は情熱の部分が重要となってくる。これがないと行動的になれないし、情熱のない人には誰もついていこうとは思わない。もちろん、情熱だけではなく他の色も必要になってくるけれど。
そういう様々な角度からの物の見方。視点を変えて考えるのは良い授業だと思った。
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