プライベート

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「こんなときばっかりでごめんね」




そんなメールが会社の女の子からきた。


今日は上司が昼時に出掛けているため、


彼女のお昼に付き合う約束になった。



二人で中華屋に行く。


席について注文を決め、雑談をしていた。


そのうちに彼女が言い出す。




「わたし出無精なんだよね、だから土日も家にいるの。」


「ふーん」




前は土日はとにかく忙しい、だから遊びに誘わないで欲しい。


そんなふうに言われたことを思い出す。


今にして思えば嫌われていたのかなと彼女を見ると




「あ、予定があることもあるけどね…」


「でも、俺も出無精なとこあるかもしれない」


「ふーん、そうなんだ」


「うん」




と、頷いて料理を口に運ぶ。


そのうち話題は変わって、彼女が言う。




「営業の人がさ、わたしのこと好きなの知ってるよね?」


「どうだったかな…」


「言ったよ!たぶん。それでね、あの人が言うの。


仕事をがんばった後に気を抜いてる瞬間が好きなんだって」


「へー」


「でもあの人の仕事のせいで苦労してるんだよね。」


「うんうん」




続けて彼女は上機嫌そうにして言う。




「どうせ好きって言うならさ、仕事場とかじゃなくプライベートで


飲みに誘ったりしてさ、好きって言えば良いのにね」




そんなことを彼女は遠くを見ながら言う。



やっぱり職場恋愛って難しいっぽい。


そんな考え事を巡らせながら、味の分からないランチタイムは終わった。


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このページは、karinがApril 13, 2009 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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