ふしぎ、ぐうぜん

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互いに興味がある訳でもないから関わることも少なく仕事をする。


そんな日々がずっと続いていた。



それから距離を縮める会話がすこしあって、


会社の女の子が愚痴を言える上司が出掛けていたこと。


その偶然が2つ重なったことで珍しく彼女に声をかけられた。



「ねえ!きょうお昼一緒に食べない?」


「うん、いいけど…」


「あのさ、この間教えてもらったパスタ屋さんに行こうよ!」




それは昨年末、彼女を誘ったけれど一度も行かなかった店だ。


結局は時間の都合で彼女の馴染みの店でのランチになったけど。


パスタ - ハクアといっしょ!迎撃ブログ



何を話そうかなんて難しいことは考えなかった。


そんなことより、今目の前にいる彼女は何か不満があるように見えた。


だから自己アピールなんて考えず愚痴をただ聞くことに徹した。



解決策を言うでもなくに、話にウンウンと頷きながら


話しを膨らませるように少しだけ話す程度で。



そんな一方的な会話をしていると、彼女はふと不思議そうな顔をして言う。



「寂しくなったりするときないの?」


「いや、あるけど…」


「そういうときはどうするの?」


「うーん…寝て、忘れる」




“君らしい答えだね”


そんなことを伝えるように微笑む彼女。



そんな今の自分とは違って、過去の自分であれば


“全然寂しいなんて思わない”と強がっていた。


けれど、寂しいときもあることを素直に言えたこと。



それだけでも成長なのかな。


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このページは、karinがFebruary 24, 2009 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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