新年会という名の何か

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相変わらず会社の女の子を避けていた。


その空気を察してか新年会をするらしくそのときのこと。



話すこともなく会社の愚痴を言って適当に相槌を打つ。


そんな中で上司と彼女は噛み合わない意見を言い合う。


割って入ることも出来ずに聞き役に徹する。



そんな時間が閉店間際までずっと続いて無口状態。


開放されそうになると、彼女が提案する。



「もう一件行かない?」




いや、俺ずっと無口だったじゃん。


2人で言い合いっこしてれば良いじゃない。


そんな態度で迷っていたら、さらに追い討ち。



「行こ!」




ノコノコついていく。



「何飲む?」




そんな風に最初こそ優しく振舞う彼女だけれど、


その後一切、信じられない程こっちを見てこない。目も合わない。


3人しかいないのに不自然なくらいにね。



2人の言い合いは続いて、経緯を知らないから口も挟めずにいて、


もう帰り際に上司が彼女に聞こえないように小さく言う。



「やっぱ、あの子は聞かないねー」


「気が強いですね」




地獄耳で聞こえたのか、彼女は振り向いて首を傾げて言う。



「何て言った?」


「ううん、別に。」




この2人の喧嘩の証人役みたいな居心地。


てか、あれ?いる意味なくね?みたいな…。


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このページは、karinがJanuary 23, 2009 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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