恋の意地悪
今朝、会社の女の子は遅刻をした。
弱気な彼女は他者との関わりを避けるようにして、
普段のように上司と一緒に休憩することもなかった。
彼女に仕事が舞い込み、確認のために近付いて聞く。
「何か新しい案件?大丈夫?」
彼女は話しながら要点を整理していく。
「いちおう、あの人にも伝えておこうかな…」
そう言って彼女は席を立ち、一緒に上司に報告する。
そのことで気まずかった上司と彼女の仲は改善された。
2人の仲が悪くなって欲しいと願っていたし、
自分が悪者になれば彼女の好意を自分に向けさせられる。
それで恋人ができるのかも知れないけれど、
ほんとの悪者になんてなれそうもない。
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