猫のつかまえ方

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「安室奈美恵さん良いよね」


「良いね。カッコいい。」




そんな中学生みたいな会話を会社の女の子とした。好きな子にCD貸し借りして喜んでるなんて情けない。もう中学生じゃないんだから…。



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何人かで会議中に、彼女は両手をフワフワ上下させて何かを探すようにあたりを見回した。その前の行動で、他の人にペンを貸していた様子を見ていたので、



(書くもの…、書くもの…)




と、彼女の心の声が聞こえてきた。



目の前にいた彼女にスッとペンを出す。持ちやすいようにペン先を自分に向けるようにして差し出すと、それを見た彼女は数秒迷って、猫じゃらしに反応する猫みたいにペンを取られた。そのまま、手近にあった紙を裏返すともの凄い勢いで会話の内容をメモしはじめた。



会議内容を確認のために書きたかったらしい。




相手の考えや、行動の意味を察知する能力は、


相手が好きだからこそ身に付くのかもしれない。




何かを目標として生きるってことは間違いじゃない。



例えば、仕事で評価されたいと名誉を目標とする時期。それとは別に誰かに理解してもらいたい、女の子と恋愛したいと思う時期。それが交互に訪れてることが多いけど、後者に関しては特に受けが悪いらしい。




何かに夢中になってる男を見るのは好きなんだけど、


夢中になる対象が女の子本人になると逃げられちゃう。




彼女なんていらねーから転職のために行動するか、なんて思ってると女の子の方から寄ってくる。逆に、今の職場でがんばって彼女との信頼を築いていつか恋愛関係に…なんて下心のある気持ちでいると逃げられる。この半年間を振り返るとそんな状況だった。



だから自分にとって女の子は、目標を遠ざける障害にしかなってない。




「わたしは猫みたいな性格だから…」




そう彼女は言うし、『目標に向かっている姿を見て、夢を見たけりゃ勝手についてくるだろ』。それくらいの考えでいた方が女の子にとって居心地が良いし、恋愛に発展する可能性は高くなる気がする。



逆に、一瞬でも異性を意識した瞬間は逃げられる。そのさじ加減ひとつが重要なんだと思う。頭では下心なんてないと思っていても、完全に隠すことは難しい。




男にとって上半身と下半身は別の生き物だ



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このページは、karinがOctober 12, 2008 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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