9月10日
今の会社に対する期限を決める。ここは色んな意味でダメだ。戦場で後ろから撃たれるような会社だし、学べるようなことは1つもない。いや、女の子に接するノウハウや人間関係の酷さは学べるけど…。
9月10日まで。そういう期限を付けなきゃ、くだらないことで無駄な時間をすごしてしまうだけだ。それまでに今の会社の女の子も辞めてしまうだろうし。辞めるまでに彼女に対してアピールするかどうか。
彼女は昨日、あたらしく配属された上司と明け方まで飲んだらしく前日と同じ服装で会社にいた。
「昨日飲んでたって分かる?」
そう朝に聞かれ、
「顔では分からないけれど、服装で分かるよ」
そう答えた。やっぱり女の子は年上で既婚者みたいな余裕のある大人の男性が好きらしく、もう性欲直結みたいなのはダメ。そして自分はその上司を評価していない。だから、余計に気に食わない。
じゃあ、上司に助けてもらえば?
自分が必要とされていないと感じた途端に冷たくなるタイプ。そうしてクールに振舞っていると、彼女に声を掛けられた。
「今日はお昼どこ行くかって決めてる?」
「うーんとね、カレーでも食べに行こうかな。」
「あのさ、良かったらつけ麺食べない?」
以前一緒にいったお店かたずねると正解だった。「良いよ」と答えてOLとランチ。自分の夢だったことが日常的になると喜びもあまり無くなる。もしかしたら、自分が求めている恋人もその程度かも知れないと思う。
彼女と食事をしながら会話。
「それで、わたしは土曜日とかずっと家にいたよ」
「家にいて会社の悩みとか考えてるの?」
「うんとね、何してるかな…。何回か寝たりする。」
「ふーん、バーゲンとかは行かないの?」
「行く予定だったんだけどさ」
「もったいないね」
「少しね」
「じゃあ、やっぱり美術館とか行く?」
と、デートの約束の話題を復活させてみる。
「あ、そうね。忘れてた、まだやってる?」
「うん、20日くらいまでやってるんじゃないかな…」
忘れる程なら、気があるようで無い。さらに質問を続ける。
「花火とか見に行くことある?」
「あんまりないね」
「夜店とか好きそうだよね?」
「うん、結構好き」
「でも行かないの?」
そう聞くと彼女はこちらを見つめるようにして言う。
「一緒に行く相手がいればね」
これは…。
「オレじゃダメか?」
そういうことを言うでもなく、「そうなんだー」ぐらいで流すんだけど…。
女の子はデートとかに付き合うのは面倒だと考えているけど、話を合わせてデートをしてくれる気もする。そこで初めて恋人としての評価をされる。
それまではどんぐりの背比べ。
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