視線の衝突

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異性と接触したときに気があると勘違いする確率は女性よりも男性の方が多い



作業をしてひと段落していると後ろから会社の女の子に襲われる。両手で肩を掴まれた。気配すら感じていなかったので、すこしビクッとなる。



「ん?どうしたの?」



彼女のほうを振り向いて冷静を装いながらそう聞くと、彼女から話し始める。



「あのさ、聞いてくれる?」



そして、いつものように話す。だんだんと距離を詰めてくる彼女。好意を持たれるのは嫌じゃないけれど、目を合わせようとしたり、目線を探られるのが怖い。対人恐怖症だし、コンプレックスあるし…。



目を合わせる行為。思えば、ずっと苦手意識がある。だけれど、前日の人妻とデートの件ではすこし良い感じに持っていけた。会話の間に恋人のように見つめ合って「うんうん」みたいな目で合図。それは一度しか出来なかったけど。



基本的に女の子は、目や視線の動きで相手の心を読もうと考えているのかな。あまり目を合わせられないけど、個人的に下から覗き込んでくるようなお姉さんタイプは大好き。「どうしたの?」みたいなこと言ってからかってきたり。



人妻となってしまった女の子に作品集とか見せたら結構ツッコミが厳しくて



「これどういう意味?」


「何でそう思うの?」



とか鋭く執拗に聞かれて虐められたけど、意外と良かった。あまり上手く伝えられず、ふわふわした答えで言い逃れようとするんだけど、ちゃんと「うんうん」と聞いてくれていた。こういう責められ方は嫌いじゃない。今まで出会った人の中で一番賢い人だから、そんな言い逃れの言葉では騙しきれないんだけど、彼女はちゃんと聞いてくれて、指摘されたことは凄く参考になった。



頭の良い人だからこそ、自分にはなびかなかったんだよなーなんてことを考えた。


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このページは、karinがMay 12, 2008 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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