妊婦
前の職場で好きだった背の低い女の子に電話してみた。
「久しぶり、元気?」
なんて普通の会話をする。1年くらい話してないから変に緊張してしまう2人。最近の彼女はまた働き始めているようで、マーケティングとか担当しているらしい。あれこれ含めて、別れてから1年近く経つし色々話したいという様なことを伝えた。
「うん、全然良いよ。でも、あんまり無理できないよ。妊婦だし…」
よし、死ぬか!
「わたしは来週くらいが忙しくて無理だから、再来週あたりなら大丈夫なんだけど…」
「えっと、じゃあGWかな。予定とか大丈夫なの?」
「どこに行く予定もないから、あ、彼女とか居たらごめんね」
なんて会話を上手く受け流して、再来週に妊婦さんに会ってきます。
「大きくなったお腹も見れて良いんじゃない?」
と楽しそうに彼女は言うけど、傷口をさらに拡げられるような気分になる。死のっかな…。いや、会うまでは生きる希望なんだけど、その先に絶望が待っているような気がしてならない。まさにジェットコースターだな。
上の話とは関係ないけれど、職場の女の子にいろいろな話してたら、
「なんか詩人っぽいよね、例え話とか上手いし理解しやすい」
と言われた。こんなところで日記書いてる成果だしてどうするんだよって…。
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