漢字が書けない

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仕事を進めていると、それを後ろで見ていた仲の良い女の子に指摘された。



「そこの文章違くない?」


「え、何にするんだっけ?」



すると、彼女は間違えた箇所をココと指差しながら



「プロモーション用啓蒙ツールの…」



と言い始めたので、言葉を紙に書き写していく。その途中でペンの動きが止まる。



「けいもう…?」


「うん」


「えっと…、書けない」


「エェ?」



と少し馬鹿にされた聞き返し方をされる。漢字が書けなくて動きが止まり、そのままやる気を喪失した状態でいると、「貸して!」とペンを取り、フォローなのか「わたしも、何となくしか書けないけど…」と言いながら彼女はスラスラとペンを動かした。



「啓蒙!」



もし年上の女性に勉強を見てもらえる機会があれば、こんな青春もあったのに…と、過ぎ去って行った学生生活に思いを馳せる。勉強や人生に躓いて自信がなくなったとき、彼女のような存在が側に居てくれたらどんなに素晴らしかったのか…そんな事を思った。「もう出来ない」なんて言って、甘えてみたい。


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このページは、karinがSeptember 13, 2006 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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