東のエデン 感想
東のエデンの初見から一年が経ち、作品を自分なりに消化できてきた。もしも100億円使えるとしたら何をする?というテーマに始まる。もしも6億円の宝くじなら当ったとしても、家を買ってあとは貯金なんて答えが見えてくる。それが、もし100億なら?という話。
で、この100億。日本をよくするために使わないと殺されてしまうらしい。なので、貯金しておくという選択ができない。で、何するの?と考えて行動していくんだけど、この構造って結局はどう生きるのかを問いかけてるだけなんだなと。
お金持ちでも貧乏でもいつかは死ぬ。それを普段忘れてしまっているだけで、明日死ぬかも知れない。だからこれから100億稼げる可能性もあるんだから何か考えて行動を起こすべきなんじゃないかと解釈した。
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
- 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2010/03/10
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最近この本を読んで、東のエデンとのつながりを感じたのは『許可を与えること』についての文章だった。
自分の目標とそれを妨げる要因を書かせる話があり、目標を妨げる要因は自分にしかないということ。何かを成し遂げてきた人は、それを誰かから言われて行動したわけではなく、自ら考え行動してきたから成功したんだという話。
もし手元に100億円あったら周りの状況なんて簡単に変えられるし、妨げる要因だって大抵はクリアできる。そこで何をしたいのか考えることで、改めて自分が何を成し遂げていくのかを問いかけてるのだと思う。
その答えを自分の中に探してみると、決して貯金してニート生活するという答えが最終地点ではなく、今の自分が持ってる能力で何か行動したい。そう考えると、以前から頭の隅にあった会社を興してみたいと考えるようになった。じゃあ、そのための行動は?と聞かれると今の仕事以外は何もしていないじゃないか。じゃあ、やるか?というのが現在の心境。
ついでに周りにいる人たちを見ていると、彼等もやらない原因を外に求めて見えるし、自分もやりたいのにできない要因を外に求めていることに気付いた。そんな自分に嫌気が差したこともあり、やっぱり自分主体で行動しなきゃ何も変わらないし面白くないなと思ってる。
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