におい

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会社の女の子が席に来て仕事の説明をはじめた。


けれど、彼女から発せられる匂いが気になって言う。




「なんか、すごく煙草の匂いがするけど…」


「あ、わたしさっきまで吸ってたからね」




彼女と信頼する上司であるパパが2人っきりで


休憩しながら談笑する光景を想像し、すこし憂鬱になる。




「でもガム食べてるのに匂いキツくない?」


「そんなに匂いするかな…」


「服に匂いが移ってるとか」




そう言うと、彼女は腕を自分の鼻にあて確認する。


さらに上着の衿を両手で持ち上げ、


服に潜り込むような仕草で内側も嗅いでいた。



その姿が妙にセクシーに見えてしまう。




「そんなに匂わなかったよ」




彼女はそう言って、今度は横に座って説明をはじめた。


すると、ほのかに香水の甘い香りがした。



普段の彼女は香水をつけないと思っていたのに、


控えめではあるけど香りを纏っていたことが新鮮だった。


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このページは、karinがOctober 22, 2008 12:00 AMに書いたブログ記事です。

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